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家庭の教育力≪家庭での習慣づけの大切さ≫

 小学4年頃までに、親がしつけや学習習慣、生活習慣をしっかりと家庭のなかで子どもに身につけさせることが大切です。学習習慣は自ら学ぼうとする意欲を育て、生活習慣は辛抱強い子どもを育てます。小学5年生頃になると、身体が急速に成長し、情緒的には自立と依存を繰り返す思春期をむかえます。この時期は、些細なことでも苛立って反抗したり、逆に落ち込んだりして、心理的に激しく動揺します。 そのため、親にとっては、今までの子どものかわいらしさよりも扱いにくさを感じるようになります。 しかし、思春期は子どもが自分で考え判断し、実行しながら自立へと向かうとても大切な時期です。子どもが自分で判断する時に参考とする基準は、それまでに親から教育させたしつけや習慣づけになりますので、この時期までにしっかりと家庭で教育することが大切です。

 学習習慣で最も大切なことは、家庭学習の習慣をしっかり身につけることです。昔は、「自ら」本屋に行き、「自ら」学習参考書を選んで、「自ら」勉強していました。しかし、最近は「受け身学習」で、学校や学習塾に頼りっきりで、与えられた時間だけ机に向かう子どもたちも多くなっています。しかしそれだけでは、わからない部分が置き去りになり、苦手意識や勉強嫌いにつながってしまい、だんだん学習意欲がなくなってしまいます。

 「自ら」ではなく、先生に言われたことだけ受け身で勉強するだけでは、理解が不十分な状態のまま、次の勉強内容にはいり、どんどんわからないことが積み重なってしまいます。そのうちに整理がつかなくなってしまい、自分で問題点をみつけて解決しようとする探究心や向上心、積極性もなくなってしまいます。この家庭学習の習慣づけは、子どもが自分で判断し、行動する思春期に入ってからでは身につけることは、とてもむずかしく、特に中学生になったら、小学生のうちに家庭学習の習慣がついている子どもと、習慣のない子どもの家庭学習での集中力や持続力に大きな差が生まれると言われています。ですから、小学1年生から少しずつ机に向かって一人勉強する家庭学習の習慣づけが、とても重要です。「わからなかったところが、わかった」「得意な科目が増えた」家庭学習の習慣づけが、知る(勉強)ことの喜びやおもしろさにつながっていきます。

 また、読書習慣は、子どもの好奇心を育てます。読書によって、思索、教養、継続の力が備わります。両親が本を読む習慣があれば、子どもも本を読む可能性が高くなるといわれていますので、家庭環境のなかで、親子で読書をする時間や親子でそれぞれ課題をもって、勉強する家庭学習時間を設けるのも一つの方法です。

(出典)おしゃべりからす4月号より
本田元則

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