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首都圏中高一貫校のスーパー人気

 首都圏では麻布、開成など名前を聞けば老若男女誰でもが知っていて、伝統、評価、人気を持っている私立中高一貫校が多くあります。
 首都圏の私立中学校は何故ここまで人気があるのでしょうか。その理由は、確固たる教育理念、将来を切り開く力、教科教育の充実、6年間見守ってくれる、という4つに集約されると思います。
中でも、創立者の確固たる教育理念を根底に教育を実践していることが重要です。私立では建学の精神をもとに教育理念をつくります。教育理念が全教職員に徹底している学校は人気があります。私学の教育理念とはいかなるものか。兵庫県の超名門校である灘中学校・高等学校の教育理念を一例としてあげます。灘校は今年も東大114名(うち現役82名)、京大23名(同11名)など見事な大学進学実績を残しています。
 灘校は最初、灘中学校として1928年に開校しました。兵庫県にある大手酒造会社3社が出資して設立した学校です。
 4月に灘校の前校長の講演を聞く機会がありました。灘校は、設立最初から日本一の学校になることを目指しました。そのために、初代校長は、立派な施設を建てるよりも、全国から優秀な先生を集めることに奔走したそうです。灘校では、原則として英数国の各担当の先生が、中1から高3までの6年間持ち上がりで教科指導します。力不足の先生は途中で交代することもあるそうです。
 灘校は1968年に、東大合格者数132名と、東京の日比谷高校を抜いて合格者一位になりました。以後もトップクラスの合格者を輩出。開校以来80年にわたって名門進学校として歴史を刻み続けています。

監修:教育アナリスト 本田元則

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